■なぜブラッシングが必要??
換毛は正常なことですが、抜けた毛が絡まってしまうと、
その下の皮膚が蒸れることがあります。
その場合、毛の下の皮膚に汚れが溜まりやすくなってしまい、
細菌感染を起こしやすくなります。
特に尻尾の付け根や後ろ足の付け根当たりには
抜け毛が絡み合うことが多いので、
この部分はしっかりとそして、
優しくブラッシングしてあげましょう。
毛周期
犬・猫には人にはない毛がたくさんあり
これを被毛といいます。
被毛はずっと成長し続けるのではなく、
一定の周期で発育と脱毛を繰り返します。
この被毛の発育周期のことを毛周期と言います。
換毛期
一般的に春と秋に
犬・猫の毛は多量に抜け変わる時期があります。
その抜け変わる時期を換毛期といいます。
この換毛期の周期には犬・猫の種差や個体差があり、
毛の抜ける量が多かったり少なかったりします。
■初めてのブラッシング方法
子犬の場合、
ブラッシングを要することはほとんどありませんので、
はじめの一週間は、慣れさせることからはじめます。
(子猫でも同じように出来ます)
1)まず、ひざの上に抱っこして落ち着かせましょう。
2)次に子犬・子猫の体のあちこちを触りましょう。
3)触られることに慣れさせることが大切です。
4)触っているときに咬んだり、じゃれたりすると
「だめ」といって制止してください。
以上のことを短時間で終わらせください。
☆ワンポイントアドバイス
ご褒美にトリーツを少量与えてから
床におろすといいかもしれません。
■ブラッシングによる効果
ブラッシングよって、ワンちゃんと飼い主さんの信頼関係を深めることが出来、
飼い主さんがリーダーであることを認めさせることも出来ます。
さらに健康チェックをすることにもつながります。
『 抜け毛 』といえども軽視できないこともあります。 【例えば】
・毛が抜け落ちて地肌が見えている
・小さなカサブタやフケのようなものが見える
・皮膚に赤みや腫れがある
・猫がその部分を舐めている、または異臭がする。
といった様子があれば、これは皮膚病の可能性があります。
皮膚病だけでなく、アレルギーなどやストレスで起こる事もあります。
異常を見つけたときは、早期発見を早期治療に結び付けるためにも、
なるべくお早めに動物病院で診察をお受けになってみられることをお勧め致します。
■ご使用方法
1.シャンプードライ後にご使用になられることをお勧めします。
完全に乾いた状態でご使用ください。
2.ご使用前にペットの体に異常がないかご確認ください。
毛のもつれや毛玉がある場合はご使用前にトリミングサロンにて
プロのお手入れを済ませた上でご使用下さい。
被毛に隠れている傷やケガの有無、皮膚の状態を確認してください。
異常が見られる場合は獣医師にご相談ください。
3.ブラシと同じ要領で優しくペットの毛の流れに沿ってステンレス刃を毛にあててください。
お腹や足、デリケートな部分へのご使用は十分お気をつけください。
同じ場所のご使用、長時間のご使用は避けて下さい。
皮膚から離して優しく刃をあてて下さい。
強くブラッシングしたり乱暴にご使用になられますと
ペットの皮膚を傷つけ赤みの原因となります。
体重をかけないように気をつけてください。
赤みや腫れが見られる場合ご使用を中止してください。
4.刃にたまった抜け毛をワンプッシュボタンで取り除きながらご使用ください。
*非換毛種や皮膚がデリケートなペットにはご使用をお控えください。
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